こんにちは、成竹鍼灸整骨院の石本です!
今回のテーマは「睡眠」です。
夜寝つきが悪い、仕事中眠気が取れない、なんてお困り方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みの解決に少しでもお役に立てればと思っております。
~ 睡眠の役割 ~
どのくらい眠ればよいのか、ということは睡眠の役割を考えることに繋がっていきます。
私たち人間にとっての睡眠の役割は、発達した大脳を休めることにあります。
人間の大脳の中でも、認知機能を司る前頭葉(ぜんとうよう)や、
感覚の処理や運動をつかさどる頭頂葉(とうちょうよう)は、非常に発達したものです。
人間にとって、この発達した大脳を休ませ、脳と身体の疲れをとり、
心身の機能を回復させるのが「睡眠」です。
~ 睡眠不足による影響 ~
睡眠が不足すると、この前頭葉と頭頂葉の脳機能がまず低下します。
①集中力の低下
②注意維持・記憶などに障害
③感情制御機能が低下
④免疫機能や代謝機能に異常が起き、血圧を上昇させたり肥満につながる
そして、快適な睡眠は、しっかり眠るという「量」だけではなく、「質」も大切です。
私たちの身体は、寝ついてから朝目覚めるまでの間に様々な機能が働いています。
睡眠が安定してとれ、それら機能がきちんと働くことが質のよい眠りなのです。
~ 質の良い眠りとは? ~
結果からお知らせしますと、自分にとって適切な睡眠時間を見つけることが大切です。
朝、目が覚めた時、眠気やだるさがないこと。
日中に強い眠気を感じないこと。
1日を元気に過ごせること。
これらの条件を満たしていれば、それは睡眠時間が足りている、
あなたにとっての適切な睡眠時間だといってよいでしょう。
~ 睡眠のメカニズム ~
とはいえ、周期や脳波から知る適切な睡眠時間というものは存在します。
「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」というものをご存知でしょうか?
一般的に、睡眠はまずノンレム睡眠から始まり、その後レム睡眠に移ります。
ノンレム睡眠の眠りの深さには4つの段階があり、
最も深いノンレム睡眠は入眠後しばらくすると訪れます。
レム睡眠とノンレム睡眠の周期は一晩で4〜5回繰り返され、1周期は約90分間です。
朝に近くなるほどノンレム睡眠は浅くなり、レム睡眠の割合が増えます。
脳の休息である睡眠において必要なものは、深い睡眠である「ノンレム睡眠」です。
一般的に、就寝後6〜7時間後が最も睡眠が浅くなり、心地良く目覚めることができる
時間といわれています。
~ 質の良い睡眠を得るための5ポイント ~
①夜眠って朝目覚めるリズムを作る
脳の松果体から分泌されるホルモンの1つであるメラトニンは、
眠りを誘う働きを持っています。
目覚めのタイミングで朝日を浴びるとメラトニンの分泌が止まり、
すっきりと1日を始めることができるのです。
メラトニンは、起床してから14〜16時間経つと再び分泌されます。
つまり朝6時に起きると、20時〜22時頃には眠くなるということです。
そのため起床時に朝日を浴びることは、夜に良いタイミングで眠りに入る上でも重要な
働きをします。
②就寝1時間前までにぬるめのお湯で入浴する
寝る直前の入浴や熱いお湯での入浴は、交感神経を刺激して眠りを妨げるため、
避けてください。
③食事を入眠2時間前までに済ませる
満腹の状態で眠ると消化に負担が掛かるため、睡眠の質が下がってしまいます。
それでも食事が遅くなってしまった場合には、
消化に良い物を寝る30分前までに食べましょう。
入眠直前の食事を避けることで、肥満防止や生活習慣病の予防にもなります。
就寝前のカフェインやアルコールの摂取、喫煙、大量の食事なども控えましょう。
いずれも神経や胃などに刺激を与えるため、快適な睡眠を妨げる要因となります。
④就寝前にゲームやネットをしない
できればテレビも避けた方が良いでしょう。ゲームやネットをして交感神経が高ぶると、
脳や神経が緊張して眠れなくなり、睡眠の質も悪くなります。
就寝前はストレッチやヨガ、マッサージ等でリラックスすることを心掛けましょう。
⑤休日に寝溜めをしない
休日でも生活リズムを維持し、体内時計を健全な状態に保つことが大切です。
★成竹鍼灸整骨院では鍼灸治療によって自律神経を整える治療にも力を入れています!
眠りが浅い、寝つきが悪いなどでお困りの方は是非ご連絡ください^^