腰痛は整体がいいのか?
腰痛は鍼灸がいいのか?
整体と鍼灸の違いって何??
解決しましょう
腰痛を治すために鍼灸?整体?どっちに私は行けばいいのか迷っているあなたに!
記事では、腰の構造とメカニズムを解説し、鍼灸と整体それぞれに合った腰痛とは!?鍼灸院・整体院を選ぶポイントなどを徹底比較します。
さらに、再発防止方法、専門家からのアドバイスまで網羅! あなたの腰痛に最適な治療は鍼灸?整体が理解できます!
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目次
腰の構造
腰と呼ばれる部分としては、5つある腰椎の範囲の事を言うことが多いです。
背骨は27~28個のうち腰には5つしかないと捉えると物凄く頼りないですよね。
腰椎の上方は肋骨で囲まれている部分があり、下方は骨盤で囲まれ、安定性を保持しています
補足:背骨は筋肉を取り除き、椎骨、椎間板、靭帯の要素のみにすると、わずか2kgの重量しか支えることが出来ません。 それをはるかに超える負荷量をも支えられるのは、脊椎を支えている筋肉の働きによります
腰椎は骨の数として安定性を保っているより、筋肉の活動で安定性を生み出さなければなりません。そうなると筋肉に負担がかかり、痛みになってしまうイメージがつきやすいかと思います
腰部は姿勢を保持する安定性を求められる場合と、重心移動や頭部~脚までの運動を繋げるなどの運動性を求められる場合があります
表層:広背筋、外腹斜筋、胸腰筋膜の3つ
中層:下後鋸筋、脊柱起立筋、多裂筋、内腹斜筋の4つ
深層:腹横筋、腰方形筋、大腰筋の3つ
体を前に倒す :腹直筋、大腰筋
体を後ろに伸ばす :脊柱起立筋、多裂筋、半棘筋
体を左右に倒す :腸肋筋、最長筋、多裂筋、腹斜筋(内・外)
上半身を回す :回旋筋、多裂筋、最長筋、腸肋筋 腸腰筋 深腹筋と呼ばれることもあり運動に非常に重要な働きをしている
ハムストリングス:もも裏の筋肉と逆の作用をする筋肉で運動能力との関係性が強い
大腰筋(だいようきん):インナーマッスルと呼ばれていることでよく名前を知られています。胸椎・腰椎から大腿骨に付着して股関節を屈曲する
腸骨筋(ちょうこつきん):腸骨内面から大腿骨に付着し大腰筋と共に股関節を屈曲する
日常的にデスクワークや車の運転で、長時間の座位を強いられる人に機能不全が起こりやすい筋肉です
大臀筋(だいでんきん):名前の通り臀筋のなかで一番大きな筋肉で臀部のもっとも表層にある
中殿筋(ちゅうでんきん):大臀筋の下層にあり、腸骨から大腿骨に付着し股関節を外転する
小臀筋(しょうでんきん):中殿筋の下層にあり、腸骨から大腿骨に付着し股関節を外転する
大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん):腸骨の前側から腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)に付着し股関節を屈曲、外転、内旋・膝関節を伸展する
多烈筋:腰部の安定化にはローカル筋である多裂筋と腹横筋が大きく貢献しています
体を動かすとき、多裂筋はグローバル筋よりも先に動き出し、その後の動きに備える特徴があります
腕を動かす0.03秒前、脚を動かす0.11秒前には腰部を固定し、動きを制限することで体幹を安定させています
そのような機能的特徴を持つことから、多裂筋が機能不全を起こすと、動き出そうとした『瞬間・瞬間』に痛みが起こります
※ローカル筋:脊椎に直接付着している筋肉
※グローバル筋:脊椎に付着していない筋肉
腰方形筋:臀部の筋と協調し、骨盤の傾きの調節と左右への重心移動のコントロールをしています
腰方形筋に偏った短縮などが起きると、機能的な脊椎側彎の原因になります
ゴルフや野球のスイング動作で痛めることが多い筋肉です。
腰方形筋の機能が一時的に麻痺した状態が、いわゆる【腰が抜けた】状態になります
筋肉が弱いと、重い物を持ち上げるとき、腹筋と背筋がうまく連携しないと腰に負担がかかり、それが腰痛の原因になる可能性があります。
また、座りっぱなしの生活を送っていると、腹筋と背筋が弱くなり、これも腰痛を引き起こす可能性があります
腰椎は突起が多い為に回旋の動きが制限されやすい。腰椎は前後方向の可動性を高めつつ、回旋方向の安定性を確保しています
回旋の動きは胸椎と股関節によって動く
脊椎は頚椎―胸椎―腰椎とありますが、腰椎は最も容積が大きく腰椎の中でも第5腰椎が最大です
腰椎は上半身の重さを支え、重量物の運搬方法によっても大きく負荷が変わり、大きな可動域も必要です
第3腰椎と第4腰椎の間にある椎間板にかかる圧力は立位時に体重の2倍になるといわれています
腰椎の椎間関節は前後方向、横方向に動きはとれますが、回旋はかなり制限されます
また、体重を受けとめる機能は椎間板ほどではありませんが、ある程度あります。これは腰椎の前後湾曲角によっても負荷が変わり、前弯角が増すほど、椎間関節へのストレスも増えてきます
日常生活ではよく「前かがみ姿勢」をとることが多いかと思いますので、姿勢での腰椎に対するストレスを説明します。
前かがみになると上半身重心が前方に移動します。すると、テコの作用点が前方へ移動します。このため、力点となる筋収縮が大きくなり、支点となる腰椎、特に前方にある椎間板に大きな負荷が生じます
ここまでは、自重での負荷を例に挙げましたが、両手に荷物を持つと当然、作用点にかかる負荷が大きくなり、結果的に椎間関節へのストレスも増えるわけです
仙腸関節は、仙骨と腸骨で形成されており、不動関節と呼ばれるほど動きが少ない関節です。しかし、仙腸関節は骨盤の前傾・後傾や開閉などの微小な動きを許容し、腰椎と連動して姿勢やバランスに影響します
骨盤が前傾すると腰椎は伸展し反り腰になりやすく、骨盤が後傾すると腰椎は屈曲し猫背になりやすくなります
運動 可動域
屈曲 45°
伸展 30°
側屈 40°
回旋 40°
腰の関節に負担がかかる原因としては、過度な運動や姿勢不良などが挙げられます
ゴルフや野球などでは腰椎に大きな回旋力がかかり、椎間関節や椎間板にダメージを与える可能性があります。
また、長時間座ったままでいると骨盤が後傾し、仙腸関節や筋肉に緊張が生じる可能性があります
腰椎の動きや安定性、姿勢やバランスに重要な役割を果たしています。
しかし、過度な動きや外力、姿勢不良などによって負担がかかると、腰痛や椎間板ヘルニアなどの障害を引き起こす可能性があります
腰神経は第1~5腰神経からなり、それぞれが複数の枝に分かれて骨盤や下肢の筋肉や皮膚に至る
腰神経は腹筋や大腰筋、内外転筋、大腿四頭筋などの動きを制御し、太ももやお尻、下腹部などの感覚を伝える
腰神経は以下のような枝に分かれる
腸骨下腹神経:第12胸椎神経と第1腰神経からできており、主に腹直筋、腹横筋、内外腹斜筋の動きに関与し、お尻や下腹部の皮膚感覚にも関係する
腸骨鼠径神経:第1腰神経からできており、主に腹横筋と内腹斜筋の動きに関与し、内ももや陰嚢・大陰唇の皮膚感覚にも関係する
陰部大腿神経:第1・2腰神経からできており、主に縫工筋、大腿四頭筋、恥骨筋の動きに関与し、太ももの前側と内側の皮膚感覚にも関係する
外側大腿皮神経:第2・3腰神経からできており、主に腸骨筋の動きに関与し、太ももの外側の皮膚感覚にも関係する
閉鎖神経:第2~4腰神経からできており、主に大腰筋と内外閉鎖筋・内外転筋の動きに関与し、内ももや陰部の皮膚感覚にも関係する
大腿神経:第2~4腰神経からできており、主に大腰筋と大腿四頭筋・縫工筋・恥骨筋の動きに関与し、太ももやふくらはぎ・足裏の内側半分の皮膚感覚にも関係する
おしりをつねられてもさほど痛くないのに、手をつねられると痛みが強いのは、神経の分布が密だからです
①腰椎椎間板ヘルニア:腰椎の椎間板が飛び出して腰神経を圧迫することで、下肢に放散痛やしびれ、筋力低下などを引き起こす。特に第4・5腰神経が圧迫されることが多い
②外側大腿皮神経痛:外側大腿皮神経が鼠径靱帯の下で圧迫されることで、太ももの外側に痛みやしびれを引き起こす。肥満や妊娠、衣服の圧迫などが原因となることがある
③閉鎖神経痛:閉鎖神経が骨盤内で圧迫されることで、内ももや陰部に痛みやしびれを引き起こす。子宮筋腫や卵巣嚢腫、骨盤内の腫瘍などが原因となることがある
腰神経は腰椎から出て骨盤や下肢に向かって分岐する神経であり、感覚や運動の伝達に重要な役割を果たしている。
腰神経は様々な枝に分かれており、それぞれが関係する筋肉や皮膚感覚に違いがある
血管の壁が厚く弾力性に富む動脈は、心臓の収縮により送り出された血液の圧力でふくらんだり収縮したりして血液を送っています
静脈は自分で血液を運ぶ力はほとんどなく、足の筋肉が収縮したり弛緩したりしてポンプのように血液を押し上げています
そのため、長時間同じ姿勢をとり続けたり、運動不足だったりすると、筋肉が硬くなって血液を押し上げる力が弱くなり、血行が悪くなってしまいます
寒い時に手足の先が冷たくなるのは、皮膚の血管が収縮し、血行が悪くなって皮膚まで運ばれる血液が少なくなったためです
血管の伸縮をコントロールしているのが自律神経の交感神経。
寒い時は皮膚の表面から体温が奪われないように血管が縮み、反対に体温が高い時は皮膚から熱を発散しやすいように血管を広げます
成人の血液の量は体重の約13分の1。たとえば体重65kgの人なら血液は約5kgあります
腰の血管(動脈)の主なものは以下の通りです
腹大動脈: 人体で最も太い動脈であり、胃や小腸などの消化器官や、肝臓や膵臓などの内分泌器官に枝分かれして血液を送ります
総腸骨動脈: 腹大動脈から分岐した左右の動脈であり、骨盤入口で内外に分かれます。 下肢や骨盤内臓に血液を送ります
内腸骨動脈: 総腸骨動脈から分岐した内側の動脈であり、骨盤内に入っていきます。 子宮や卵巣などの生殖器官や、直腸や膀胱などの泌尿器官に枝分かれして血液を送ります
外腸骨動脈: 総腸骨動脈から分岐した外側の動脈であり、骨盤外に出ていきます。 大殿筋などの殿部の筋肉や皮下組織に枝分かれて血液を送ります。
また、外腸骨動脈は大腿三角と呼ばれる部位で大腿動脈に名前が変わります
大腿動脈: 外腸骨動脈から続く太ももの前面を走る動脈です。 太ももの前面や内側の筋肉や皮下組織に枝分かれして血液を送ります。
また、ひざ裏で股関節下動静脈に分岐します。ひざの裏側やふくらはぎの筋肉や皮下組織に枝分かれして血液を送ります。また足首で前頸動脈と後頸動脈に分かれます
前頸動脈: 足首の前面を走る動脈です。足の甲や足指の筋肉や皮下組織に枝分かれて血液を送ります
後頸動脈: 足首の後面を走る動脈です。足の裏や足指の筋肉や皮下組織に枝分かれて血液を送ります
腰の血管(静脈)は以下の通りです
腹大静脈: 人体で最も太い静脈であり、心臓に近い部分では右側に位置します。下肢や骨盤内臓からの血液を集めて心臓に戻します。
肝臓で肝門静脈と合流し、肝臓で解毒された血液を受け取ります
総腸骨静脈: 下肢や骨盤内臓からの血液を集める左右の静脈であり、第5腰椎の高さで合流して腹大静脈になります。
内外に分かれた内外腸骨静脈から血液を受け取ります
内腸骨静脈: 骨盤内臓からの血液を集める内側の静脈であり、骨盤入口で総腸骨静脈に合流します。
子宮や卵巣などの生殖器官や、直腸や膀胱などの泌尿器官から枝分かれした静脈から血液を受け取ります
外腸骨静脈: 下肢からの血液を集める外側の静脈であり、骨盤入口で総腸骨静脈に合流します。
大殿筋などの殿部の筋肉や皮下組織から枝分かれした静脈から枝分かれした静脈から血液を受け取ります。
また、大腿三角と呼ばれる部位で大腿静脈に名前が変わります
大腿静脈: 太ももの後面を走る静脈です。 太ももの前面や内側の筋肉や皮下組織から枝分かれした静脈から血液を受け取ります。
また、ひざ裏で股関節下静脈に合流します
前頸静脈: 足の甲や足指の筋肉や皮下組織からの血液を集める静脈です。
足首で股関節下静脈に合流します
後頸静脈: 足の裏や足指の筋肉や皮下組織からの血液を集める静脈です。
足首で股関節下静脈に合流します
腰部は、多くの血管が通っているため、血管の病気にかかりやすい部位です。血管の病気にかかってしまうと、腰部に痛みやしびれなどの症状が現れることがあります
腰部の血管構造とその健康は、人の体の活動、特に下半身の活動において重要です
腰痛の原因
①椎間板ヘルニア:脊椎の骨をつなげているクッションのようなものが突出し、隣接する神経を圧迫する
②腰部脊柱管狭窄症: 背骨にある神経の通り道が加齢によって狭くなり、神経を圧迫することで起こります。 40歳以上の人に多くみられます。 少し歩くと痛み、前かがみになって休むとまた歩ける症状が特徴です
③骨粗しょう症: 骨密度が減って骨折しやすくなる病気です。 背骨が圧迫骨折を起こすと、神経を圧迫することで起こります。 中年以降の女性に多くみられます。 閉経とともに減少するエストロゲンが原因になります
オフィスワーカーの中には、長時間座ったままで仕事をすることが多い人々がいます。WHOの2019年の調査によると、定時制の労働者の約70%が日常的に座位で働いており、これにより腰に過度なストレスがかかることがある
重労働を伴う職種の人々、特に倉庫や工場などで働いている人々は、重い物を持ち上げたり移動したりすることが多く、急な動きや間違った姿勢からくる腰痛の一因となり得ます
生活習慣や疾患などによるものです。これらの原因を理解し、適切な対策を講じることで、腰痛の予防や改善が可能です
世界保健機関(WHO)によると、全世界の成人の80%が一生のうちに腰痛を経験し、非特異的な腰痛はその中でも最も一般的な形態です。
日本では、特に40代から60代の間で腰痛の発症が最も多く、男女ともに非特異的な腰痛の発症率は高いと報告されています
非特異的腰痛が起こる原因の一つに髄核(ずいかく)のずれがあります。
背骨と背骨の間にクッションになるゼリーがあります。ゼリーの中にある芯が髄核になります。 日常生活で立ちっぱなしが多い人は髄核が前にズレやすくなり また、日常生活で座りっぱなしが多い人は髄核が後ろにズレやすくなります
非特異的な腰痛の全ての原因ではなく、1つの原因として考えられます。 また、非特異的な腰痛は原因が無いのではなく、現代の医学では原因を見つけられていないだけという可能性があります
・急性腰痛は4週間未満
・亜急性腰痛は4週間から12週間
・慢性腰痛は12週間以上
非特異的な腰痛は生活において重大な問題で、日常生活の中で腰に負担をかける行動が原因で発生することが多いです
鍼灸が有効な腰痛
神経からくる腰痛は、一般的な薬物治療や運動療法では効果が限られる場合があります。
鍼灸治療が有効な選択肢となることがあります。鍼灸治療とは、特定のツボや絞扼された部分を鍼やお灸を用いて刺激を与えることで、血行を改善したり、神経の伝達を調整したりする方法です
坐骨神経痛
脊柱管狭窄症
腰椎変性すべり症
腰椎分離すべり症
側弯症
脊髄腫瘍
転移性脊椎腫瘍
脊髄損傷
後縦靱帯骨化症
黄色靱帯骨化症
しびれ(脊椎手術後のしびれ)
炎症性腰背部痛
反り腰
腰椎椎間板症
以下に、神経因性腰痛に対する鍼灸治療の効果を示唆する臨床研究を紹介します
- RCT(ランダム化比較対照試験)
2018年に発表されたRCTでは、神経因性腰痛患者を鍼灸治療群と偽鍼治療群に分け、12週間の治療を行った結果、鍼灸治療群の方が腰痛の VASスコア(視覚的アナログスケール)が有意に改善したことが報告されています
- メタ分析
2020年に発表されたメタ分析では、13件のRCTを対象に、神経因性腰痛に対する鍼灸治療の効果を分析した結果、鍼灸治療が腰痛の VASスコア、機能障害指数、身体機能スコアを有意に改善することが示されました
引用元
RCT https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4364128/
メタ分析 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36698895/
神経からくる腰痛は、骨や椎間板や筋肉が神経を圧迫したり、炎症を起こしたりして引き起こされる。
鍼灸治療は、筋肉の弛緩や血流の促進、神経の伝達の調整などによって、このような腰痛に対して有効な治療法です
特定のツボに鍼やお灸で刺激を与えることで、血行を改善したり、筋肉の弛緩や修復を促したりする方法です
鍼灸治療には、以下のようなメリットがあります
発症直後は強い痛みが腰にあるため、患部に対してマッサージで揉みほぐしたり、手技で腰周辺の関節を動かしたりする治療は困難
鍼灸治療では患部に不必要な刺激を与えることなく筋肉を効率的に緩めることが可能です。 また、鍼灸治療は、血流を促進することで、筋肉に栄養や酸素を送り込み、新陳代謝を高めます
①朝、起きたら腰を寝違えていた
②くしゃみや咳の拍子に電撃が走った
③ものを持ち上げようとした時
④腰を大きくひねった時
⑤疲労の蓄積が臨界点をむかえた
⑥呑み過ぎ・食べ過ぎの翌朝に
⑦湿度が高い日は特に注意
①〜⑤は疲れや無理な動きで起こりやすくなります。
⑥は飲み過ぎ・食べ過ぎによって内臓に血流の働きが使われることによって腰の筋肉への血流が弱くなる(冷え)ことによって起こります。
⑦気圧の変化によって、筋肉にも影響が起きることによって発生します
筋肉に直接鍼を刺すことで、筋肉の収縮を解除したり、傷ついた部分を修復したりします
整体が有効な腰痛
特に、以下のようなケースに有効です
ぎっくり腰(関節性)
長時間同じ姿勢での作業による腰痛
運動後の腰痛
骨格の歪みによる腰痛
関節系の腰痛は、背骨や骨盤の関節に問題が生じることで起こります。
整体では、骨格の歪みや関節の動きを調整することで、痛みを緩和し、根本的な原因を改善することができます
40代男性。重い荷物を持った際にぎっくり腰を発症。
整形外科で診察を受け、痛み止めと湿布を処方されたが、症状が改善しない。
整体院に通い始め、骨盤の歪みや背骨の動きを調整したところ、1ヶ月で痛みは消失。その後も定期的にメンテナンスを受け、再発を防いでいる
30代女性。デスクワーク中心の仕事で、長時間同じ姿勢で座っていることが多く、腰痛に悩んでいた。
整体院に通い始め、骨盤の歪みを調整し、背筋を伸ばすストレッチを指導されたところ、2ヶ月で腰痛は改善。その後も定期的にメンテナンスを受け、腰痛の予防に努めている
関節系の腰痛は、整体によって症状の改善が期待できます。
慢性的な腰痛にお悩みの方や、根本的な原因を改善したい方は、ぜひ整体を試してみてください
特に、以下のようなケースに有効です
長時間同じ姿勢での作業による腰痛
運動不足による腰痛
ストレスによる腰痛
筋肉の緊張やコリによる腰痛
筋肉系の慢性腰痛は、背筋や腹筋などの筋肉の緊張やコリが原因で起こります。
整体では、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、痛みを緩和することができます
30代女性。デスクワーク中心の仕事で、長時間同じ姿勢で座っていることが多く、腰痛に悩んでいた。
整体院に通い始め、背筋や腹筋のストレッチを行い、2ヶ月で腰痛は改善。その後も定期的にメンテナンスを受け、腰痛の予防に努めている
40代男性。運動不足が原因で腰痛
整体院に通い始め、背筋や腹筋の筋力強化トレーニングを行い、柔軟性を向上させたところ、3ヶ月で腰痛は改善。その後も定期的に運動を続け、腰痛の再発を防いでいる
筋肉系の慢性腰痛は、整体によって症状の改善が期待できます。
慢性的な腰痛にお悩みの方や、ぜひ整体を試してみてください
引用元
厚生労働省 https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
鍼灸と整体の違い
項目 | 鍼灸 | 整体 |
施術内容 | 鍼やお灸を用いてツボを刺激 | 手技によって骨格や筋肉を調整 |
主な対象症状 | 痛み、不眠症、自律神経失調症、月経不順 | 腰痛、肩こり、骨格の歪み |
施術時間 | 30~60分 | 30~60分 |
費用 | 1回5,000〜12,000円 | 1回5,000~10,000円 |
東洋医学の理論に基づいて、体の気血水のバランスを整えることで、病気や不調の予防や改善を目指す
鍼灸:気の滞りを解消することで、体の自然治癒力を高める
整体:骨格の歪みやコリで血流の滞りを解消する
施術方法の違い
鍼灸:髪の毛ほどの細い鍼をツボに刺すことで、経絡の流れを整える
整体:手技によって骨格や筋肉を直接調整
鍼灸:腰痛の原因となるツボを刺激することで、痛みを緩和
整体:骨盤の歪みを矯正することで、腰痛の原因を取り除く
鍼灸:肩周辺のツボを刺激することで、筋肉の緊張をほぐす
整体:首や肩の可動域を広げる
あなたの症状の原因や体質に合わせて、どちらの施術方法が適しているか選ぶことが重要
医師法に基づく国家資格であり、厚生労働省が管轄 3年以上の実務経験と国家試験合格が必要 資格取得後は、はり師・きゅう師として医療行為を行うことができる
民間団体が独自に認定する資格であり、法的な規制はない 資格取得のための学歴や実務経験は、各団体によって異なる 資格取得後も、医師法やあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律に抵触しない範囲で施術を行う必要がある
鍼灸師は国家資格で国が決められた一定数の時間を要して知識・技能を習得をしている
整体師は民間資格なので知識・技能にバラツキがうまれる
鍼灸と整体の健康保険の適用範囲や条件については、以下のような理由や根拠があります
鍼灸は、 医療類似行為 として認められており、 厚生労働省 が定めた 7つの症状 に対しては、 医師の同意書 があれば 健康保険が適用 されます。医師の同意書は、 6ヶ月ごと に更新する必要があります
整体は、 医療行為や医療類似行為にあたらない 民間のサービスとして位置づけられており、 健康保険が適用されません 。ただし、 整骨院や接骨院 で行われる整体は、 柔道整復師 の 国家資格 を持つ者が行う 医療類似行為 として認められており、 外傷性の原因による骨や関節の損傷 に対しては 健康保険が適用 されます
鍼灸と整体の健康保険の適用範囲や条件を実例で見てみましょう
五十肩で痛みや可動域の制限に悩んでいた男性が、鍼灸に通い始めました。
かかりつけの医師から鍼灸治療の同意書をもらい、鍼灸院で鍼と灸の施術を受けました。
鍼灸によって、男性は肩の痛みが和らぎ、腕が上がるようになりました。鍼灸院での施術費は、健康保険が適用されたため、自己負担は3割だけで済みました
腰痛で悩んでいた女性が、整体に通い始めた
整体師は、女性の骨盤や腰椎の歪みを矯正し、腰周りの筋肉のコリをほぐしました。整体によって、女性は腰の痛みが和らぎ、姿勢が良くなりました。
整体院での施術費は、健康保険が適用されなかったため、全額自己負担となりました
7つの症状は医師の同意書があれば健康保険が適応になれますが、整体は保険適応はありません
腰痛があるときの鍼灸院・整体院の選び方
鍼灸や整体は、身体の不調や痛みを改善する効果的な治療法ですが、施術者の技術や経験によって効果や安全性に差が出ることがあります
そのため、施術者の資格と実績を確認することで、以下のようなメリットがあります
資格:公的機関が認定する資格を持つ施術者は、さらに高度な技術や知識を習得していることが示されます。これらの資格は、施術者の技術や信頼性の証となります
実績:ホームページやブログ、SNSなどで施術の内容や効果、患者さんの声などを公開している施術者は、透明性や信頼性が高いと言えます。
口コミや評判、紹介などは、施術者の評価や人気の指標となります
鍼灸院や整体院の入り口や待合室などに、施術者の免許証や資格証明書が掲示されていることが多いです。
ホームページやパンフレットなどにも、施術者の資格や所属団体などが記載されていることがあります。これらの資料を見て、施術者の資格を確認しましょう
インターネットで鍼灸院や整体院の名前や施術者の名前を検索すると、ホームページやブログ、SNSなどがヒットすることがあります。
サイトを見て、施術者の経歴や実績、施術の内容や効果、患者さんの声などを確認しましょう
口コミサイトやランキングサイトなどで、鍼灸院や整体院の評価や評判を調べる
身近な人や知り合いに、鍼灸院や整体院の紹介やオススメを聞くことも有効です
鍼灸院や整体院を選ぶ際には、施術者の資格と実績を確認することが重要です。
資格と実績は、施術者の技術や経験、信頼性や安全性を示す指標となります。自分に合った鍼灸院や整体院を見つけましょう
料金の透明性: 施設によっては、治療費が不透明で、追加料金が発生することがあります。
国や公共団体による指針: 一部の国や地域では、医療費に関する透明性を高めるための勧告や規制が設けられています。義務付けている場合があります
当院では、ウェブサイト上で治療の種類ごとに具体的な料金を公開しています。
実際の来店時にもコースのご案内で説明もさせて頂いた結果、患者からの信頼を得たことで30年の実績を築けました
鍼灸院や整体院を選ぶ際には、料金体系が明瞭であるかどうかを確認することが非常に重要です。
料金の透明性は、患者様が安心して治療を受けられるかどうかに直接影響し、また料金の常識は消費者保護の観点からも推奨されており、明確な料金体系を持つ施設を選ぶことが、後に不満やトラブルを防ぐのに重要です
鍼灸や整体の効果は、個人差が大きく、症状や体質によっても異なります。そのため、鍼灸師や整体師は、あなたの症状や体質を正確に把握する必要があります。そのためには、問診や説明が欠かせません
問診とは、あなたの症状や体質、生活習慣、病歴などを聞くことです。
問診によって、鍼灸師や整体師は、あなたの体の状態や原因を分析し、施術の方針や方法を決めます。問診は、鍼灸や整体の効果を左右する重要なプロセスです
説明とは、あなたに施術の内容や目的、効果や副作用、注意点などを伝えることです。
説明によって、あなたは施術に対する理解や信頼を深め、安心して受けることができます。説明は、鍼灸や整体の満足度を高める重要なプロセスです
問診・説明に時間をかけている鍼灸院・整体院は、あなたの症状や体質に合わせたオーダーメイドの施術を提供してくれる可能性が高いです。
逆に、問診・説明に時間をかけない鍼灸院・整体院は、あなたの症状や体質に関係なく、同じような施術を行っている可能性が高いです。
その場合、施術の効果は期待できませんし、場合によっては悪化させる恐れもあります。
問診票やカルテを用いて、症状や体質の変化を記録する
施術前に施術の内容や目的、効果や副作用、注意点などを詳しく説明する
施術中に施術の感想や痛みや不快感の有無などを確認する
施術後に施術の効果や経過、アフターケアや予防法などをアドバイスする
あなたの健康のために、問診・説明に時間をかけている鍼灸院・整体院を選びましょう
腰痛治療に通うにあたって
個人の状態:同じ治療を受けても、人によって回復の速度は異なります
年齢: 年齢が高くなるにつれて、回復に時間がかかる傾向があります。
生活習慣: 運動不足や肥満は、腰痛の悪化につながります。
基礎疾患: 糖尿病や高血圧などの基礎疾患があると、回復に時間がかかる場合があります。
効果の実感までの期間: 多くの患者さんは治療開始後数回の施術で改善を始めたと感じますが、持続的な改善のためには定期的な治療が推奨されます
治療頻度と継続期間: 初期段階では週に1〜2回の治療が推奨されることが多く、症状の改善に応じて治療間隔を長くしていきます。個人の反応により、数週間から数ヶ月が一般的です
体重の増加によって慢性腰痛を続く40代男性が、週に1回の鍼灸治療を3ヶ月間受けた結果、日常生活における痛みが大幅に減少し、活動レベルが向上しました
急性の腰痛で30代の女性が、週2回の治療を4週間受けた後、痛みがほぼ消失し、その後はメンテナンスとして月1回の治療を続けています
数週間から数ヶ月の治療で多くの患者が改善を認識しています。
信頼できる鍼灸師に相談し、定期的なフォローアップを行うことで、最適な治療結果を得ることができます
腰痛は、腰の筋肉・関節によるものだけでなく、泌尿器の病気や消化器の病気、婦人科の病気、血管の病気、皮膚の病気などでも起こることがあります。
これらの病気は、放置すると重篤な合併症や命に関わることが少なくありません
腰痛が起こりやすい泌尿器の病気には、尿路結石、膀胱に細菌が侵入して炎症が起こる膀胱炎、腎臓の中で尿が集まる腎盂に細菌が付着して炎症が起こる腎盂腎炎などがあります。
これらの病気は、水分摂取や食生活の改善、定期的な尿検査などで予防や早期発見ができます
腰痛と発熱:腰痛に発熱が伴う場合は、腎盂腎炎や腹部大動脈瘤の破裂などの重篤な病気の可能性があります
腰痛と排尿障害:腰痛に尿が出にくい、尿漏れがある、排尿時の痛みがあるなどの排尿障害が伴う場合は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの神経圧迫によるものや、尿路結石や膀胱炎などの泌尿器の病気の可能性があります
腰痛と下腹部の痛み:女性で腰痛に下腹部の痛みが伴う場合は、卵巣嚢腫や卵巣捻転、子宮外妊娠などの婦人科の病気の可能性があります
「自己判断で腰痛は軽視するべきではない」のです。腰痛が起こったときは、自分で対処する前に、鍼灸師や医師に相談することが大切です
腰痛の再発防止方法
1:適度な運動
2:正しい姿勢
3:体重管理
4:ストレス解消
5:冷えを防ぐ
1. 運動不足は腰痛のリスクを高める 厚生労働省の調査によると、運動不足の人は、運動習慣のある人に比べて腰痛のリスクが約2倍高いことがわかっています
2. 悪い姿勢は腰に負担をかける 猫背や前かがみの姿勢は、腰椎に負担をかけ、腰痛を引き起こす原因になります
3. 肥満は腰痛のリスクを高める 肥満は、腰の筋肉や骨や関節の変形につながります
4. ストレスは腰痛を悪化させる ストレスは、筋肉の緊張を引き起こします。
5.冷えは血行不良を引き起こし、筋肉の緊張や炎症を悪化させます
ウォーキングや水泳などの有酸素運動を週3回、30分以上行うことで、腰痛の再発率を約50%低減できるという研究結果があります
猫背矯正ベルトを着用することで、腰痛の症状が改善したというケースがあります
冷えの予防として冬は暖房を使って部屋を暖かく保つ。入浴はシャワーだけでなく、湯船につかって体を温める。食事は温かいものを摂り、ビタミンやミネラルなどの栄養バランスを考える
腰痛を再発させないためには、生活習慣を見直し、適度な運動、正しい姿勢、体重管理、ストレス解消、冷え予防に取り組むことが大切ですが1人では大変なので専門家をうまく活用しましょう
自己治癒力とは、からだが自ら傷や病気を治す力のことです。自己治癒力が高いと、病気にかかりにくく、かかっても早く治ります。
自己治癒力が低いと、病気にかかりやすく、かかってもなかなか治りません
鍼灸や整体は、自律神経のバランスを整えることで、自己治癒力を高めます。
自律神経は、交感神経と副交感神経の二つの神経系からなり、からだの様々な機能を調節します。
交感神経は、緊張や興奮の状態になると活性化し、副交感神経は、リラックスや回復の状態になると活性化します。
自律神経のバランスが崩れると、からだの機能が低下し、自己治癒力が低下します。鍼灸や整体は、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、からだの機能を正常に戻し、自己治癒力を高めます 。
重いものを持ち上げたり、腰を曲げたりする作業が多く、腰痛に悩まされていた
ぎっくり腰になったことも何度かあった。整形外科でヘルニアと診断されたが、手術はしたくなかった。
インターネットで鍼灸院を探して通い始めたところ、鍼灸師から荷物の持ち方や立ち方のアドバイスを受けた
鍼灸や整体を受けると、腰の痛みやしびれが改善された。週に2回のペースで通院し、仕事の合間に休憩やストレッチをするようになった。3ヶ月ほどでヘルニアの症状が消え、以来ぎっくり腰になっていない
鍼灸や整体は、自律神経を整え自己治癒力を高める効果があります。
鍼灸や整体を定期的に受けることで、腰痛の再発を予防し健康な腰を保つことができます
まとめ
本日は腰痛で鍼灸?整体?どっちに選ぶほうがいいの内容で記事を書かせて頂きました。なるべくわかりすいしようとしましたが、解剖用語に対してはそのまま言葉を使用させて頂きました。
あなたの症状が理解することもいい治療を受ける一歩だと思います。お役に立てれば幸いです。 本日も最後まで読んで頂きありがとうございました
解剖学の写真・動画はVisible Bodyアプリより引用をさせて頂きました