
・保険が使えるのかどうか、どんな症状なら適用されるのか分からない・・・
・施術費用が高額にならないか不安・・・
・整骨院の選び方や手続きが複雑そうで、トラブルが起きないか心配・・・

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「施術費用の目安と通院のコツ」を実践すれば、初心者でも費用を抑えながら身体の不調を改善できますよ!
記事前半では「整骨院の保険適用とは?」について、後半では「注意点・リスクとその回避方法」を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
この記事の内容を理解して、あなたの身体の痛みを効率的にケアしていきましょう!
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目次
整骨院の保険適用とは?

健康保険は、日常生活や仕事などで起きたケガの治療をカバーするために設けられており、国家資格である柔道整復師が行う施術が、骨・関節・筋肉などの急性期のケガに対して効果的だと認められているからです。そのため、軽度な捻挫や打撲であっても、急性期または亜急性期に分類されるケガであれば保険の対象になります。
厚生労働省「柔道整復施術療養費の取扱いについて」
厚生労働省は、柔道整復師の施術が保険適用となる範囲を明確に定めています。
たとえば骨折・脱臼の場合は医師の同意が必要なケースもありますが、捻挫や打撲などについては柔道整復師の判断で対応可能です。
参考URL: 厚生労働省:柔道整復施術に係る療養費について
具体例
スポーツ中の捻挫・打撲
サッカーやバスケットボールなどで足首をひねった場合(捻挫)。急激な衝突による打撲などが典型例です。
日常生活での転倒によるケガ
階段で足を踏み外して足首をひねる・転んで手をついた際の手首の捻挫など。
重い荷物を持ち上げた拍子に腰を痛めた(急性腰痛)
突発的に起きたギックリ腰のような症状は、捻挫や挫傷として保険適用となる場合があります。
整骨院での施術内容は、急性期や亜急性期の骨・筋・関節のケガに対して行われるもので、これらが健康保険の適用対象となります。
法律・通知の整備
厚生労働省の通知により、医師の診断や指示が必要な場合と、柔道整復師が直接判断してよい場合が区別されています。骨折・脱臼は医師の同意が必要なことが多く、捻挫や打撲は柔道整復師の判断でも保険が適用されるケースが一般的です。
柔道整復師は、骨格の構造や筋肉の動き、関節の可動域などを総合的に判断し、痛みの原因を探る専門家です。保険適用内であっても、痛みの“本当の原因”がどこにあるのかをチェックしながら施術計画を立てる点が特徴的です。

健康保険が整骨院で適用される仕組みは、施術の対象となるケガの原因と発生日が明確であるほど保険適用が認められやすく、柔道整復師のプロの目線からは、受傷状況や痛みの原因を詳細にヒアリングし、「適切な範囲で保険を使いながら効率的に症状を改善していく」ことが重要です。
資格・役割の違い
整形外科医:医師免許を持ち、診断書の発行や手術、薬の処方が可能。
柔道整復師:国家資格保持者であり、主に外傷(骨・関節・筋肉などの損傷)の施術を専門とする。
施術方法の違い
整形外科:医療機器による検査・投薬・リハビリなど多角的な治療。
整骨院:柔道整復術による手技やテーピングなどが中心。
保険適用範囲の違い
整形外科:病院・クリニックなので、慢性疾患や内科的要因の治療を含め幅広く保険適用。
整骨院:急性期や亜急性期など、外的要因が明確なケガのみ保険適用が認められる。
整形外科と整骨院は、それぞれ対応できるケガや症状、治療のアプローチが異なります。必要に応じて両者を上手に併用することで、より効率的な回復を目指すことができます。
保険適用が成り立つ条件

外的要因がはっきりしている
ケガによる痛みは、「いつ・どこで・どのように」受傷したかを特定しやすく、健康保険制度上「治療が必要な外傷」として認められやすいから
急性・亜急性期は回復を早める施術が重要
発症直後の痛みは、適切な施術や固定・処置を行うことで回復が早まる可能性が高いため、早期の治療介入が推奨されています。
急性期やケガによる痛みは、「外的要因による明確な損傷」として保険適用の対象となるケースが多いです。

疲労回復やリラクゼーション目的
リラクゼーションや整体に近い目的で整骨院を利用したいというケースもありますが、これらは「治療」ではなく「ケア」や「リラクゼーション」に分類されるため、保険の適用対象外になります。
厚生労働省のガイドライン
厚生労働省の通知により、慢性的な肩こりや腰痛、疲労回復の施術は「外傷」ではなく「慰安目的」とみなされることが多く、その場合は自費診療扱いとなります。
肩こりや腰痛が「慢性」か「亜急性期のケガ」なのか判断が難しいケースもあります。柔道整復師は問診や徒手検査を通じ、痛みの本当の原因が外傷性なのか、筋疲労・姿勢不良による慢性化なのかを詳細に見極めます。

慢性的な肩こりや疲労回復などは、急性のケガとは異なるため保険適用の対象外となります。ただし、実際に痛みの原因が何であるかはケースバイケースであり、外傷や急性期の損傷が潜んでいる可能性もあるため、まずは整骨院で専門家に相談し、正しい判断を受けることが大切です。
保険のメリット・デメリット

負担が軽減されることで、早期受診につながる
施術費用への不安が軽減されるため、痛みやケガの症状があったときに早めに整骨院を受診しやすくなるのもメリットです。早期に適切な処置を受けることで重症化を防ぎ、回復期間を短縮する可能性があります
ケガの部位や程度に応じて、テーピング・包帯固定や筋力バランスの調整などを総合的に行い、回復をサポートします。保険適用があると十分な施術回数やケアを実施しやすくなるのもメリットです。
保険適用の最大のメリットは、施術費用を抑えながら適切な治療を継続できることです。
書類提出や医師の同意が必要な場合がある
骨折・脱臼などでは、医師の同意書が必要になることもあり、手続きの手間が増えることがあります。整骨院に通いつつ整形外科にも受診し、書類を揃える手間がかかる点は、患者さんにとって負担となりやすいです。
健康保険組合は、全国の医療機関・整骨院からの保険請求を公平にチェックしています。たとえば、急性期のケガではないのに保険を使った請求が行われていないか といった点を確認するため、定期的に書類を送付して照会する仕組みがあるんです。
この書類の対応を患者さまに求められます。
保険適用は書類手続きの煩雑さ、煩わしさがデメリットです。

費用負担の仕組み
保険診療:
健康保険が適用されるため、一般的に自己負担は1割~3割程度です(年齢や所得により異なります)。
自費診療:
全額自己負担であるため、治療内容や施術回数によっては費用が高額になりやすいです。
施術内容の範囲
保険診療:
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷など、外傷性のケガが中心
自費診療:
保険の適用範囲にとらわれず、患者さんの希望や症状に合わせて幅広い施術が可能です。たとえば、姿勢矯正・骨盤調整・リラクゼーションケアなど、自由度の高いプログラムを提供できます。
通院回数や期間の制限
保険診療:
受傷状況や回復度合いに応じた通院回数の制限、医師の診断書が必要なケースが存在します。
自費診療:
通院回数や治療期間にほぼ制限がなく、症状を見ながら柔軟にプランを変更可能です。
保険適用外診療との違いは、費用と施術範囲、そして通院時の手続きの自由度に大きく現れます。
保険適用を受けるための手続きと流れ

法的な取り決め
厚生労働省の通知により、骨折・脱臼は原則医師の診断や同意書が必要とされているため、保険請求時に診断書や紹介状が求められることがあります。
ケガの重症度の判断
重症度が高い場合や、レントゲン・MRIなどの画像検査が必要と判断される場合は、医師による診断があったほうが正確な治療計画を立てやすくなります。
保険者への説明責任
受傷状況が複雑なケースや、施術期間が長期に及ぶ場合には、保険者(健康保険組合など)から診断書の提示を求められることがあるため、事前に医師の診断を受けておくとスムーズです。
整骨院で保険を利用して施術を受ける際、骨折・脱臼など医師の診断を要する外傷では診断書や紹介状が必要となる場合がある。
保険請求に必要な個人情報の確認
健康保険の適用には、保険者(健康保険組合や国民健康保険など)が定めるルールに基づき、被保険者であることを証明する必要があります。そのため、保険証の提示またはマイナンバーカードは必須となります。
受傷状況の確認や診断の有無
捻挫・打撲など軽度の外傷:柔道整復師が問診・触診を行い、保険適用の可否を判断します。
保険者への説明責任
施術を行う整骨院側は、保険請求を正当化するために、受傷日時・場所・経緯などを明確に報告する義務があります。患者さん自身が状況をしっかり把握していると、円滑に保険手続きが進みます。
1受傷日時:いつ、どんなシチュエーションでケガをしたのか!?
2受傷場所:自宅、通勤中、スポーツ中など
3痛みの度合いや変化:受傷時の痛みと現在の痛みを比較
4医療機関の受診履歴:病院で診断を受けていれば、その内容も確認。これらの情報が明確だと、適切な施術方針と保険請求がスムーズに進みます
5施術計画と書類の相互確認
施術を進めながら、必要書類を整えるタイミングをアドバイスするのも柔道整復師の役割です。状態が変化していく中で、追加で医師の診断書や紹介状が必要になるケースも考えられます。
整骨院で保険診療を受ける際は、保険証の提示とケガの状況を示す書類や情報の整理が大切です。
患者さんとしては、事前に受傷状況を明確にしておくことで、手続きの煩雑さを減らし、よりスムーズに施術を受けられます。柔道整復師はこうした事情を踏まえて、適切な手続き案内と施術計画を提案するため、何か疑問があれば遠慮なく相談するのが安心です。
当院での流れになります。
マイナンバーカードでも可能です。
私どもはWEBで入力をして頂きます
痛みの部位・程度・経過を詳しくヒアリング。
関節や筋肉の状態を確認し、必要に応じて専門医の受診を提案。
保険適用の可否と通院頻度、施術方法を解説。
患者さんの疑問や不安を解消し、施術方針を共有。
手技療法やテーピングなど、症状に合わせた施術を実施。
必要に応じてリハビリやセルフケアの指導。
数回の施術後に改善度合いをチェック。
保険適用の継続可否や施術内容の調整を行い、完治を目指す。
6ステップを踏みます。これにより、費用を抑えつつ必要な施術を継続しやすくなるのが保険適用の利点です。
施術費用の目安と通院のコツ


整骨院での施術費用は、保険適用の診療なのか自費診療なのかで大きく変わるため、まずは自分の症状が保険対象となるケガに当てはまるかどうかを確認することが重要です。
自費診療では、保険適用の制限にとらわれず、必要に応じて骨盤矯正や特殊施術、リラクゼーションケアなどのオプションが受けられます。
患者さんの要望や生活スタイルに合わせて、柔軟にプランを組みやすいのがメリットです。
根本的な原因にアプローチできる
1目的を明確にする
例:急性の足首の捻挫で痛みを抑えつつ、同時に足首の筋力強化や姿勢改善も行いたい。
2通院ペースと期間を相談する
例:週2回の保険診療+月1回の自費診療を組み合わせる。
3費用シミュレーションを行う
自費診療の価格や通院回数をあらかじめ把握しておき、無理のない計画を立てる。
4経過に応じて施術内容を調整
痛みが改善してきたら、自費診療を増やしてリハビリや根本改善に注力するなど、柔軟なプラン変更が可能。
患者さんが「どうなりたいのか?」を的確に見極めたうえで、どこまで保険診療の範囲に収めるか、自費を追加すべきかなどの最適なバランスを提案します。疑問や不安がある場合は遠慮せず相談し、納得のいく治療プランを組むことが大切です。
保険診療の範囲が限定的であるため
保険適用になるのは、骨折や捻挫など外傷性のケガが中心です。慢性的な肩こりや姿勢矯正、筋力強化を目的とした施術はカバーされにくいため、オプション施術として提供されることが多くなります。
施術の専門性・独自性
たとえば、姿勢矯正や骨盤矯正、特殊な手技療法、カイロプラクティック的要素など、より専門的・高度な技術が求められる場合があります。こうした施術は、通常の保険請求では認められないため、自費でのオプションという扱いになります
患者さんのニーズや満足度向上
痛みの改善だけでなく、体質改善や再発予防を徹底したいというニーズに応えるために、多くの整骨院ではオプション施術を用意しています。保険適用外ではありますが、その分自由度が高く、患者さんの要望に合わせた施術プランを柔軟に組めるメリットがあります。
オプション施術の種類と目安料金

保険診療だけではカバーしきれない症状やケア方法がある場合、オプション施術という形で自費診療を追加するのは有効な選択肢です。
注意点とその回避方法

1明確な説明がある:保険適用の範囲、施術の理由、請求額についてしっかり説明してくれる。
2施術証明書を発行:保険者にどんな傷病で請求をしているかを開示してもらう。
3受傷理由を丁寧に確認:本当に外傷性のケガかどうか、状態を詳しく聞き取ってから施術方針を決定する。
患者目線での予防策
保険が適用できる根拠を確認:受傷のタイミングや状況を説明できるかどうか。
同意書や書類へのサイン内容を読む:内容に疑問があれば納得いくまで質問する。
正しい診療を受け、トラブルなく施術を継続するためにも、信頼できる整骨院を選び、保険制度を正しく活用することが重要です。
具体的なトラブル事例
「仕事中に腰を痛めたのだけど・・・健康保険で対応をしてくれないですか!?」と患者さまからお願いをされました。
労働安全衛生法第120条
次の各号のいずれかに該当する者は、50万円以下の罰金に処する。
参照URL:厚生労働省 神奈川労働局
注意点
労働者本人が自主的に労災隠しを行った場合でも、会社が事故の発生を把握していれば、会社側に50万円以下の罰金が科される可能性があります
・仕事上での損傷・ケガは労災保険を使用しましょう
・労災保険は働いているあなたの権利です
・適用判断は医者(医師、鍼灸師、あま師、柔整師)が行います
私どもはこちらの案内文を会社にお渡しをすることでスムーズに患者さまが労災保険の使用を行っております。
保険適用で施術を受ける際に生じるトラブルの中で、「労災かくし」があります。業務上なら労災保険・私生活なら健康保険と正しく使用することが大切です。
トラブル回避のコツ
口コミや評判をチェック
ネット上の口コミサイトやSNSを活用して、実際に通院した人の体験談を参考にします。
初回カウンセリングの内容を重視
症状・保険請求の可否・費用などの説明が丁寧かどうかを確認。
領収書や施術証明書を必ず受け取る
保険適用内と自費診療の内訳がきちんと分かるかチェック。
不安や疑問があれば遠慮なく質問
小さな疑問でも解消してから施術を続けることで、後々のトラブルを防止
安全・安心な施術を受けるために、納得いくまでコミュニケーションを重ねることが最善の方法です。
具体例・口コミや評判

3つの具体的な体験談
ケースA:30代男性・営業職
スポーツ中に足首を捻挫。受傷日時が明確だったため、保険適用で施術を開始。
1回あたりの自己負担額が数百円~千円程度で済み、週2回ペースで無理なく通院。
施術と合わせて足首周りのストレッチや筋力強化を指導し、1か月ほどで大幅に改善。
「保険が使えたおかげで、早期にプロの施術を受けられた。完治が早まって助かった」という感想。
・施術内容
施術と合わせて足首周りのストレッチや筋力強化を指導し、1か月ほどで大幅に改善。
・患者さんの感想
「保険が使えたおかげで、早期にプロの施術を受けられた。完治が早まって助かった」という感想。
ケースB:40代女性・主婦
自宅の階段で足を踏み外し、右足首を大きくひねった。受傷日時と状況がはっきりしているため、保険適用で施術を受けることに。
週1~2回の通院で1回あたり数百円~1,000円程度の自己負担。家計に大きな影響が出ず、家事の合間に無理なく通える。
- 施術内容
- 早期の段階でテーピングや軽い手技を行い、炎症を抑えつつ足首を保護。
- 痛みが落ち着いてきた段階で、足首周りのストレッチや自宅でできるバランス練習を指導。
- 約3週間ほどで日常生活に問題なく歩けるようになり、4週間目には買い物や家事もスムーズにこなせるまで回復。
- 患者さんの感想:
- 「保険が適用されたおかげで、負担を気にせず必要な施術を受けられた。家事や育児のペースを変えなくて済み、思っていたより早く足首の痛みが引いたので助かった」という声。
ケースC:20代男性・大学生
ジョギング中に路面の段差につまずき、左足首をひねってしまった。痛みと腫れがひどく、歩行が困難なため整骨院を受診。
大学生でアルバイトもあるため、週2~3回ほどの通院を提案。1回あたり自己負担額が数百円~1,000円程度に抑えられ、学業やバイトとの両立が可能。
・施術内容と改善経過:
初期対応: 足首の腫れを軽減するためにアイシングや包帯固定を実施。痛みが強い間は安静を中心に、必要に応じて松葉杖などの補助具もアドバイス。
中期~回復期: 炎症が収まってきた段階で、軽いストレッチや足首周りの筋力強化を開始。授業やサークル活動にも徐々に復帰できるようにプランを調整。
再発防止: 完治直前には走り方や足の着地動作をチェックし、フォーム改善や運動前後のストレッチを指導。
・患者さんの感想:
「保険診療のおかげで、学生の身でも通いやすい費用で済んだ。勉強やサークル活動と並行してリハビリできたので、予想より早く走れるようになって助かった」
柔道整復師の立場から見ても、患者さんが通いやすい環境こそが回復を早める鍵です。もし「保険が使えるかどうか」「通院ペースや費用はどのくらいか」など疑問があれば、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
個人差や主観が大きい
施術の効果や感じ方は個人差が大きく、どんなに優れた整骨院でも、すべての人が同じように満足するとは限りません。口コミには書き手の主観が強く反映されるため、一つの意見だけを過度に信頼するのはリスクがあります。
ステマややらせ投稿の存在
インターネット上には、広告目的で不自然に高評価をつけたり、競合を悪く書いたりするステルスマーケティングの投稿が存在します。こうした情報を見抜くためにも、複数の口コミサイトやSNSを横断的にチェックしたほうが信頼性が高まります。
整骨院ごとに施術方針が異なる
たとえば、スポーツ障害に特化している院や、産後の骨盤矯正が得意な院など、整骨院によって力を入れている分野や得意施術が異なります。口コミを見ても、自分の症状や目的に合った情報なのかをよく確認する必要があります。
投稿時期:最新の口コミが多いほど、現状の施術体制やスタッフの対応を反映している可能性が高い。
具体的な症状や施術内容が書かれているか:単に「良かった」「悪かった」だけでなく、どのような症状にどんな施術を受けたのかが詳しいほど参考になる。
対応の丁寧さや説明のわかりやすさ:プロとしては「なぜその施術が必要なのか」をしっかり説明できるかどうかが重要な指標です。
口コミサイトやSNSで評判を調べる際は、情報の出どころや投稿者の目的を意識し、複数の情報源を照らし合わせることが大切です。最終的には、公式サイトや施術内容の詳細、電話や初回カウンセリングでの印象なども併せて判断し、自身の症状や求める施術に合った整骨院を選ぶと安心です。
施術例1:足首の捻挫(急性期)
症状・原因
スポーツ中に足首をひねり、歩行時に痛みと腫れがある。
施術内容
冷却や圧迫、テーピングで患部を固定し炎症を抑制。
痛みが落ち着いたら、軽いマッサージや関節可動域の回復運動を実施。
再発防止のため、足首周りの筋力強化とストレッチを指導。
結果
2~3週間程度で日常生活に支障がないレベルに回復し、定期的なリハビリでスポーツ復帰もスムーズに。
施術例2:腰痛(急性)
症状・原因
引っ越しで重い荷物を持ち上げた際に、急に腰に激痛が走り動けなくなった。いわゆる“ギックリ腰”の状態で、前かがみや起き上がり動作が困難
施術内容
安静の確保・患部の保護
急性期の炎症を考慮し、まずは痛みの強い動作を避けながら患部を安定させる。
必要に応じて腰部を支えるコルセットやテーピングを使用し、負担を軽減。
痛みの緩和を目的とした手技療法
筋肉の緊張を和らげるため、軽めのマッサージやアイシングなどを行う。
痛みの度合いを見ながら、関節の可動域を少しずつ回復させる手技を取り入れる。
再発防止のための動作指導
痛みが落ち着いてきたら、正しい姿勢での立ち上がり方や物の持ち上げ方を指導。
軽いストレッチや腰回りの筋肉強化トレーニングを取り入れ、再発を防ぐ。
結果
数回の施術と日常生活での動作指導により、約1~2週間で腰の痛みが大幅に軽減。
引っ越し作業を再開できるようになり、再発予防のためのセルフケアを習慣化することで、ぎっくり腰のリスクが低減。
柔道整復師としては、痛みの改善だけでなく、再発防止や身体全体のバランス調整も視野に入れて施術を行います。自分が抱える症状に近い施術例を参考にしつつ、疑問や不安は遠慮なく相談し、最適なケアを受けましょう。
整骨院の選び方

各整骨院で特徴はあると思います。ですが、すべての在籍している先生が特徴に則った実績があるのかは別です。
個別の先生がどんな実績を持っているのか確認するのは選ぶ際の重要ポイントです。
それ以外ポイント
患者の背景に合わせた施術計画の重要性
柔道整復師としては、患者さんが通いやすいペースを考慮しながら、症状の原因や日常生活のクセを総合的に見極めます。そのうえで、根本的な改善や再発予防まで視野に入れた施術計画を立案するのが理想です。
アフターケア・セルフケアが充実している整骨院の魅力
通院以外の時間にどう身体を動かすか、どんなストレッチや簡単な筋トレをすればいいか――こうしたセルフケアを指導してくれる整骨院は、長期的な症状改善に大きく貢献します。
・施術内容・専門分野
急性期のケガ、産後の骨盤調整、スポーツリハビリなど、自分の症状に合った施術が充実しているか。
・料金体系・保険適用範囲
保険診療と自費診療の内訳が明確に説明されるか。追加料金やオプション施術の有無。
・アクセス・予約状況
自宅や職場からの通いやすさ。駐車場の有無。予約が取りやすいか。
・施術時間・診療時間
仕事や家事の合間に通える時間帯に対応しているか。
・カウンセリングやアフターケア
一人ひとりの症状を丁寧にヒアリングしてくれるか、セルフケア指導があるか。
整骨院を選ぶ上では、先生の実績が重要です。あなたを担当してもらう先生は過去にどんな患者さまを治してきたのか丁寧に聴くといいと思います。
整骨院を探すときの具体的なステップ
インターネットや口コミで下調べ
「整骨院+地域名+保険適用」「急性期ケガ+整骨院」などのキーワードで検索。
公式サイトで保険適用の詳細や施術事例を確認。
電話やメールで問い合わせ
自分のケガの状態を伝え、保険診療が可能かどうか、医師の診断が必要かどうかを確認。
整骨院・接骨院=保険可能
整体院=保険不可
と判断をして頂いていいです。
まとめ

本記事を通じて、整骨院の保険適用の基本や手続きの流れ、注意点やリスクなどを一通り把握することで、経済的負担を抑えながら安心して施術を受けられます。適切な整骨院選びや正しい知識を持ったうえで、症状の改善と再発予防を目指しましょう。疑問点や不安があれば、遠慮なく整骨院や医療機関に相談してみてください。
Q&A

慢性的な肩こりや腰痛は、原則として保険適用外です。ただし、日常生活や仕事での突発的なケガ、具体的な外傷が原因で生じた痛みであれば、急性期・亜急性期のケガとして保険適用対象になる可能性があります。
肩こりや腰痛の原因が、明確な外傷(捻挫や打撲など)に基づくものであれば、保険適用の余地があります。一方、長年の姿勢不良や筋力低下による慢性的な痛みは保険適用外となるのが一般的です。
例えば、重い荷物を急に持ち上げた際に腰を痛めたケースなどは、捻挫や挫傷とみなされる場合があり、保険適用される可能性が高いです。
症状の原因・重症度・生活習慣などによって通院期間は大きく変わります。軽度のケガや痛みであれば数回の施術で改善が見られることもありますが、慢性的な症状や再発を繰り返すケースでは、数週間から数か月の通院が必要になることがあります。
当院では患者さま一人ひとりの身体にあった治療計画をするために6回の通院を提案しています。6回のなかで患者さまの身体を理解をして、最適な治療計画をご提案ができます。
基本的には整骨院と整形外科を併用することは可能です。特に骨折や脱臼の疑いがある場合や、レントゲン・MRIなどの画像診断が必要と判断される際には、整形外科で診断・治療を受けながら整骨院での施術を併用するケースも珍しくありません。ただし、保険請求などの手続きが重複しないように注意が必要です。
保険請求での注意点
同じケガに対して整形外科と整骨院の両方で保険を使うと、請求内容が重複する可能性があるため要注意。
整骨院で保険診療を受けつつ、保険適用外の自費診療を併用することは基本的に可能です。ただし、保険適用と自費診療の施術内容や費用をしっかり区別し、不正請求にならないよう注意する必要があります。
最後まで記事を読んで頂いて感謝を致します。良かったら、記事をシェアして頂けると大変ありがたいです。